仙台市は杜の都の別名を持ち、青葉通り、定禅寺通りなどケヤキ並木が美しく、市内のいたるところに緑地整備がされています。このような場所を終の棲家にしたいという方も少なくありません。そのような状況や東北屈指の人口を誇る背景からナーシングホームも多くあります。今回は仙台市でもどのようなところにナーシングホームが多いのかを解説します。

仙台市のナーシングホームの点在傾向

仙台市のナーシングホームの点在傾向は、基本的に仙台駅を中心とした地域に点在しています。青葉区をはじめ、宮城野区、泉区、若林区、そして太白区といったすべての区にあります。ただ、いずれも仙台駅の中心部に点在しており、仙台市の沿岸部や内陸部の森林エリアといったところにはナーシングホームはありません。そのため、基本的にアクセスのよいところにあるのが仙台市のナーシングホームの傾向です。

有料老人ホームに医療サービスと介護サービスを充実させたナーシングホーム

ナーシングホームは有料老人ホームに医療と介護のサービスを充実させているのが特徴です。もともとの有料老人ホームは、介護度が高くなってしまうと利用するのが困難となります。しかし、ナーシングホームは介護度や医療への依存度が高くなった状況であっても入居できるメリットがあります。さらに24時間年中無休、何時でも迅速に医療対応を受けられる体制があるので、寝たきりの方でも入居できるというのも魅力といえるでしょう。

ナーシングホーム最大のネックは費用

ナーシングホームは施設によって条件が異なるものの、原則60歳であれば利用できます。ただ、入居条件の制約はほとんどないものの、最大の制約が費用です。介護保険が100％利用できるというわけではなく、自己負担するものが多いため、現役並みの定期的な収入、あるいは周囲の支援が必要になります。このような背景から、充実したサービスが期待できる半面、毎月の費用は相当なものになっている点がナーシングホームのネックです。