愛媛で就職に迷ったら。土木技術者は不人気も就職に強い
土木では橋や高速道路、ダムなどの社会基盤を構築しています。
いわば私たちの生活に必須なインフラ整備を整える仕事。
そのためオフィスやマンションを作る建築とは分けて考えられています。
愛媛県は海に面しており山間部も多いので、橋やトンネル整備の社会的役割は大きなものです。
今回は、愛媛での土木職の就職方法ややりがいをお伝えしていきます。
やりがいと向いている人は?
土木に関わるやりがいは「自分の仕事が目に見える形で残り、地域住民に喜ばれること」です。
トンネルや道路が完成すれば、将来に渡って人々の生活を豊かにする事が出来ます。
公共工事は規模が大きいため、設計図を目で見て実物として建造するためには数年かかることも。
毎日の努力によって出来上がったものを見れば、喜びと感動が込み上げてくるはずです。
次の世代へ受け継がれる建造物を作った経験は、人生の大きな糧となるでしょう
土木技術者は引く手あまた。競争不要で安定した職へ
職種の認知度の低さと、肉体労働を連想させる名前ゆえ理系学生は建築学科に流れがちです。
全国の傾向同様、愛媛県でも土木に精通した人材が不足しています。
団塊の世代が移り変わる今、業界全体で人手の供給が急務となっているのです。
そのためイメージとは裏腹に、実は土木職は安定していて競争が少ない穴場分野。
何としても若手人材が欲しいので、土木知識があれば仕事に困ることはありません。
ゼネコンでは年収1000万円以上も可能です。
また公務員も倍率が比較的低いので、安定した仕事につくことが出来ます。
令和4年の愛媛県職員採用実績を見ると、倍率は1.4倍。
2人に1人以上は合格していることになります。
愛媛県で条件の良い土木職に就く方法
土木技術者になる最適な道は、大学で土木工学を学ぶことです。
物理学や数学などの基礎科目から、測量方法や土質など幅広い知識を身につけます。
学部卒よりも院卒の方が、より良い待遇かつ高い収入の仕事に採用されやすいです。
公務員の場合必ずしも大学で土木を専攻している必要はありません。
筆記試験と面接を通れば採用が可能です。
ただ物理や数学があるので、理系出身であることが望ましいでしょう。
土木工学部が設置されている愛媛大学では、公務員就職も人気です。