馴染みはないけど身近な存在!デッキプレート
東京にある当たり前の光景を作っているのは?
日本の中心地である東京に行けば、高層ビルにマンション、ホテルやデパートなどが多く並んでいます。「だから何?」という、声もあるでしょう。今回お話する題材について、とても重要なポイントとなります。
当たり前にあるものには、ものすごい技術が使われているのです。技術が日の目を見ることはほとんどないものの、日常生活を送る中で絶対に欠かせないもの。都会に並ぶ高層ビルやマンション等には、デッキプレートというものが使われています。デッキプレートが無かったら、建築費用はとんでもないことになっていたでしょう。
デッキプレートとは?
デッキプレートとは、幾つかの台形が重なったプレートのことです。「何のこと状態」でしょうが、おそらく一度は目にしたことがあるはずです。わかりやすいのは立体駐車場。天井に鉄工のような形をしたものが、板状に何本も並んでいるのを見ているかと思われます。何本も板状に並んでいる鉄工のようなものこそが、デッキプレートです。
デッキプレートが使われているのは、立体駐車場だけではありません。冒頭に触れた、高層ビル・マンション・ホテル・デパートにも使われています。
デッキプレートが採用される理由は?
デッキプレートが使われる理由は、工期の短縮とコスト削減です。デッキプレートがなくても、立体駐車場やホテルの建設は可能。しかししっかりと使えるようにするには、それなりのコストや工期は必要になります。また高層建築物となると、技術的な問題も避けられません。
でもデッキプレートがあれば、高層建築物も自由自在。コストや工期短縮にも繋がるのです。工期短縮になっても、強度はかなりのもの。デッキプレートでつくられた立体駐車場が、車何十台と停まっていてもびくともしないのが、何よりの証拠です。
取扱業者は意外と少ない
ちなみに、東京でもデッキプレートを専門的に扱う業者は意外と少数派。未経験者でもできる仕事とは言われていますが、一人前になるには何年も修行が必要です。
大型建築物の建造を予定している人にとっては、業者を探すだけでも大変かもしれません。