体の中におけるコラーゲンの重要な効能

体の中におけるコラーゲンの重要な効能

日本は高齢化社会が浸透したことで、国民における健康意識が高くなっています。

そこで、運動するとともに、様々な健康食品やサプリメントを摂取する人が増加しています。

サプリメントの成分には様々なものがありますが、従来から長く利用されている効果の高い成分が「コラーゲン」です。

体内に占めるコラーゲンの比率

人の体を形成している成分の内、7割は水分です。

残りの3割の成分の中で7割を占めているのがタンパク質です。

そして、タンパク質の内、3割がコラーゲンです。

コラーゲンはその40%が皮膚に、20%は骨や軟骨にあり、その他血管や内臓など全身に幅広く存在しています。

体の中のコラーゲンの総量は体重の約6%に相当します。

コラーゲンの役割

コラーゲンという言葉はラテン語の「膠(にかわ)」に由来しています。

その言葉からもわかる通り、コラーゲンは体の中で接着剤の役割を果たしています。

コラーゲンは本来タンパク質ですが、他のタンパク質とは異なり、細胞と細胞の隙間、つまり細胞の外側に繊維や膜などの構造体を作っています。

コラーゲンによって細胞が強く密着することで筋肉や骨などが固定され、人の体が維持されます。

また、コラーゲンが細胞同士を密着させることで水分を保つことができ、肌の滑らかさや弾力性が維持できます。

肌が乾燥する、肌にシワができるというのは、コラーゲンが不足したことで肌の保水力が低下したことや、粘着性が落ちて皮膚を引っ張る力が緩んだ結果です。

さらに、コラーゲンの重要な働きには、細胞分裂を促進することがあります。

人間の細胞は分裂を繰返すことによって、細胞組織が維持されます。

細胞が傷つくとコラーゲンが細胞分裂を促すことで、痛んだ傷を治すことができます。

コラーゲンの生成

コラーゲンは体内で生成されますが、年を経るごとに生成量が減少していきます。

20代を過ぎたら、積極的にコラーゲンを摂取することが大切です。

まとめ

人の体内にある成分は水分を除くと、7割がタンパク質です。

そのタンパク質の内、3割がコラーゲンです。

コラーゲンは体を形成する最も重要な成分と言っても過言ではありません。

コラーゲンの膠の働きによって細胞が強く密着し、水分をいつまでも保持できます。

体内におけるコラーゲンの生成量は齢とともに減っていくため、高齢者ほど積極的に摂取することが健康の維持にとって大切です。

ちなみに、ビタミンCはコラーゲンの体内への吸収を促進させる働きをします。

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