僕はイエローでホワイトでちょっとブルーを読んでみてー国際感覚を養うー
大学生の夏休みは暇だったので何となく町の書店によく行っていました。
その店の正面に並べていたのがこの本。
「僕はイエローでホワイトでちょっとブルー」最初このお本の題名を見ただけでは何を言っているのかよくわかりませんでした。
でも書店の押しが強くついつい買ってしまいました。
なんとなく買ってしまったこの本
中身は小説で、ビジネスに役に立つのだろうかとちょっと不安に思いましたが、全然そんなことなかったです。
この本は、ブレイディみかこさんという方が書かれています。
この方は、イギリス人男性と結婚し、一人の男の子を子供に持ち、イギリスで暮らしている方です。
この本の主人公は著者のみかこさんの、息子です。
この男の子はカトリック系の高級小学校に偶然入学することができて、通っていました。
その学校には比較的裕福な子供たちが通っていてのびのびと勉強ができる良い小学校でした。
しかし転機が訪れます。
この小学校に通っている子供たちはほとんど、同じカトリック系の私立の中学校に進学するのですが、主人公の息子は、急に地元の公立中学校に通いたいといい始めます。
本人が通いたいならと進学を許した、著者のみかこさん。
しかしこの中学校は想像していたよりもはるかに悲惨な学校だったのです。
人種差別主義者や、貧困にあえぐ生徒たち、そして、公立中学校と、私立中学校の経済格差と、待遇の違いを、地区の水泳大会で実感するのです。
イギリスの現状
イギリスといえば、世界の国の中でも所得レベルが高く、その日の食べ物にも困るような貧困にあえぎ人はいないと思うかもしれません。
ましてや、中学生がそのような状態になっているなんて考えもしません。
しかしこの本は、イギリスに住んでいる著者だからこそみられている世界を、赤裸々に包み隠さず語っています。
ビジネス面がイギリスに行ったときに役に立つような、最新のイギリスの政治状況や、環境問題にも触れています。
まとめ
今はグローバル化が急速に進み、ビジネスにおいても、イギリスだけでなく、世界中に出張に行くことが多くなってきました。
そんな時、この本は、イギリスで起きている、様々な社会問題を、小説の形で描かれています。
何度もしつこいですが、これはビジネス書ではないですが、確実に教養知識を広め、ビジネスに役に立つこと間違いなしです。
私は、たったの三時間で読み終えてしまったくらい、この本は興味深かったです。
また、一般的なビジネス書よりもお安くなっているので、通勤、通学時間のお供にでもぜひ読んでもて下さい。
それでは、さようなら~