農業を始めようと思っても、農業施設や資材・機材など初期投資がかなりかかってしまい難しいとあきらめてしまう方もいらっしゃるかもしれません。
香川県では農業資材や機材を必要とする方に向けて、中古の譲り合いの取り組みが行われています。
今回はこのようなJA香川県の取り組みについてご紹介します。

JA香川県とは？

JAグループ(全国農業組合連合会)は、相互扶助で組合員である農家の営農と生活を守り豊かな社会を築く目的で、日本の食と農を応援している協同組織組合です。
JA香川県は、その名の通り香川県で農業をしている皆さんを組合員さんに、香川県の農業の応援をしています。
理念は「組合員と地域のみなさまのために「ふれあいの心」で地域に貢献」です。
溢れる香川県の自然を次世代に残していくこともJA香川県の取り組みのひとつでもあります。

香川県での農家を始めるということ

そんな自然豊かな香川県に移住して農家を始めたいと思っても、他の職種の企業と同じでスタートにはまとまったお金が必要となります。
農業を始めるには、スタート資金として田んぼで米を作るのに625万程度、野菜作りに528万円程度、果物で510万円程度が必要と言われています。

・就農準備資金(農業大学や先進農家で研修を受けている2年間に渡り年間最大150万円の補助)
・経営開始資金(新規就農者へ経営が安定する最大3年間年間150万円補助)
・経営発展支援(新規就農者へ機材施設導入の都道府県支援分の半分を国が補助)

と、３つの補助金もありますので活用していくと良いでしょう。

JA香川県の農業資材リユースの取り組み

JA香川県のHPでは、そんな新規就農時の初期投資軽減や規模を拡大する農家の費用を軽減するため、中古施設や中古機材、中古資材などをリユースできるページがあります。
探している方のページと、譲りたい方のページがあり、それぞれ目的の物資や施設があれば直接営農相談窓口に電話をして繋いでくれるシステムです。
補助金があるとはいえ、初期投資に数百万がかかるのでこういうリユースの取り組みはとても良いですね。上手に活用していただきたいと思います。