バスタブにも使われているガラス入り樹脂「FRP」とは

バスタブにも使われているガラス入り樹脂「FRP」とは

身近に使われている「FRP」。ですが、FRPとだけ聞くとなんなのかわからない人って多いですよね。実は、スマホケースから飛行機の部品まで、さまざまなものに使われているスゴいものなんですよ。京都にもガラス入り樹脂を使っていろいろな製品を製作している会社があります。

FRPとは?

FRPは繊維強化樹脂、ガラス繊維やカーボン繊維を樹脂に混ぜることで強度を高めた樹脂のことです。
弾性が高く、軽くて耐水性があります。金属と違い、錆びたり腐ったりすることがありません。
強化材となる繊維と、樹脂の組み合わせにより特性が変わり、使用される用途が変わります。

FRPの種類

FRPの種類を2種類ご紹介します。
1つ目は、GFRP(ガラス入り樹脂)です。GFRPは樹脂にガラス繊維を混ぜたものです。電気を通さない性質があります。FRPの中では一般的で、安価です。
2つ目は、CFRP(カーボン入り樹脂)です。CFRPは樹脂にカーボン繊維を混ぜたものです。軽くて強いため、ゴルフクラブなどのスポーツ用品にも使用されます。GFRPと比べ高価で、電気をよく通します。

身近にも使われているFRP

GFRPは身近なものだと、スマートフォンのケースやバスタブ、公園の遊具にも使用されます。防水性が高いため、船舶や貯水槽などにも使用されています。
以前使っていたスマホケースは、京都の会社が作ったもので、京都らしい西陣織のようながたでとてもかわいかったです。

CFRPは身近なものだと、釣り竿やゴルフクラブ、メガネのフレームなど日用品の一部にも使用されています。あの風力発電装置やX線撮影装置用天板、フィルムカセットにも使用されています。

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