宮城県には造船業を営む企業が多くあります。
その一事業として船舶修繕事業を手掛けている企業も少なくありません。
しかし、宮城県では船舶修繕をどの程度のペースで受け入れており、規模はどの程度なのかという疑問もあります。
そこで今回は、宮城県の船舶修繕会社の大手を例に、どの程度のサイズをどのくらいの頻度で船舶修繕しているのかについて解説していきましょう。

漁船から貨物船まで手掛ける宮城県の船舶修繕事業

宮城県の船舶修繕事業は、極端に巨大な船舶を修繕することはありませんが、それでもかなりの規模やバラエティに富んだ船舶修繕を手掛けています。
ここでは、コンパクトな船の事例や中型の船舶の事例など、サイズごとに4つの種類の船舶修繕の事例を紹介しましょう。

まず、小型の船舶としては100トン前後の船舶です。
これは小型の実習船や官公庁の海上警備などに用いる船舶などが挙げられます。

次に数百トンクラスの船舶では、主に漁船の修繕を行っています。
このサイズが宮城県の船舶修繕事業のメインともいえるサイズといえるでしょう。

さらに大きな1,000トンを超える船舶も対応しています。
作業船や貨物船、さらには外洋で利用する大型の漁船がこのクラスになります。
それらのサイズも宮城県の船舶修繕設備で十分可能なサイズです。

もちろんそれ以上の物も可能です。
頻繁に受け入れているわけではありませんが、4,000トンクラスの大型船舶も対応しています。

このようにサイズについてもバラエティに富んでいるのが特徴です。
なお、関連して台船（だいせん）の船舶修理も手掛けています。
この船は、自分で移動することができないいたような形をした運搬用船で、曳船（ひきぶね）とも呼ばれるタグボートで引っ張られて利用されます。
こういったタイプの船も船舶修繕しています。

毎月数隻以上の船を船舶修繕

宮城県の船舶修繕は、小型の船舶が多いので、修繕のスパンも短く、会社によっては毎月何隻もの船を船舶修繕しています。

そのため、常にスピーディな修繕を行い、なおかつきちんとした整備が求められる現場となっています。