岐阜県では、高速道路の利便性向上を目的に、高速道路ETC設置としてETC専用インターチェンジ（ETC専用IC）の設置が加速しています。南西部を通る名神高速道路や、東濃地方を走る中央自動車道に加え、新たな道路網の整備も進行中です。「開かれた岐阜県」のスローガンのもと、地域のアクセス向上を目指し、ETC専用ICの導入が拡大。これにより、交通の流れがスムーズになり、観光や物流の発展が期待されています。今回はそんな岐阜の高速道路ETC設置について解説しましょう。

増加する岐阜の高速道路ETC設置場所を紹介！

岐阜県では、ETC専用料金所の導入が進んでいます。2023年4月18日から、中京圏で初めて4か所の料金所がETC専用に切り替わりました。それ以降どんどん増加の一途をたどっており、最近の岐阜では東海環状道の山県ICや大野神戸ICが代表的です。ETC専用料金所の導入により、料金所でのスムーズな通行が可能となり、渋滞緩和や利便性向上が期待されます。今後もETC設置箇所の拡大が計画されており、さらなる高速道路の利便性向上が進む見込みになっています。

高速道路ETC設置を増やす理由は？

高速道路ETC設置を増やす理由は、①渋滞の緩和、②感染症リスクの低減、③キャッシュレス化の推進の3点です。料金所での停車が不要になり、スムーズな通行が可能となることで渋滞が減少。対面での現金授受が不要になり、衛生面でもメリットがあります。さらに、ETC専用化が進むことで運営コスト削減や利便性向上にもつながります。このように時代にマッチした施策と言えるのです。

高速道路ETC設置のデメリット

一方で、高速道路ETC設置のデメリットは、①非ETC車両の利用制限、②現金支払い不可、③機材トラブル時の対応が必要な点です。ETCを搭載していない車両は高速道路を利用できなくなり、ETCカードを持たないドライバーにとって不便になります。また、現金支払いの選択肢がなくなることで、一時的な利用者や外国人観光客への影響も懸念されます。さらに、ETC機器の故障時には係員が必要となり、完全無人化は難しいという課題もあります。このようにメリットだけではないという点に注意しましょう。